長岡校長からのメッセージ

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翰林日本語学院
代表 長岡博司

皆さん、こんにちは。翰林日本語学院校長の長岡です。

現在、私どもの学校では、32カ国、約400名の学生たちが勉強しています。
アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカそして中南米の国々からの学生たちが在籍しています。

今は、インターネットの時代です。自分の国に居ながらにして、他の国々の疑似体験を得ることができます。このような便利な時代に、何故、留学が必要なのでしょうか。それは、疑似体験だけでは得ることのできない、生きた情報が現地にはあるからです。その国に行かなければ分からないことが、たくさんあるからです。

世界には、今、環境問題、食料問題、エネルギー問題、民族問題など、私たちが真剣に検討しなければならないことが、たくさん山積しています。

そのためにも、世界中の人々は一層、互いに理解をし、協力していかなければなりません。異文化であるがゆえに、お互いが理解できず、摩擦が起こり、やがては紛争に繋がっていったという過去の歴史を見つめてください。

今こそ、異文化の交流が本当に必要なのです。他国の言語や文化などを勉強していますと、最初は、両国の違いばかりが目立ちますが、その違いをたくさん認識し話合って欲しいものです。その先にあるものは何か、お互いが人間であるという共通点です。この共通点を発見しなければいけません。気が付かなければいけません。共存共生がとても大切だと思います。

人間はひとりで生きていくことができません。国あるいは国家もまた、一国だけで生きていくことは不可能です。なぜなら、その国家を支えるのは、人間だからです。その人間というのは誰のことでしょうか。それが、皆さんです。次の世代を担う若者たちである、皆さんなのです。

私は、世界の皆さんに、日本語をたくさん学んで欲しいと願っています。

そして、皆さんの留学を心より歓迎いたします。

ありがとうございました。